くれなゐ



紅く染まった君の頬に


思わず僕も頬を紅く染める


世界を辿っていくように 風に舞い散るくれなゐ


僕らを遊ぶように見届けているのかい?


くれなゐは 微笑を浮かべるように見えたんだ


その瞬間に僕は口を開いた


「これあげるよ」


真っ赤になってそっぽ向いた僕が彼女に見せたのは


萎れているのにどこか優しいくれなゐの華





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恥かしがってなかなか話し合えない可愛いカップルの様子。
くれないの華が自分の周りを覆い、応援しているように見えた少年は
やっとくれないの華を少女に差し出し、言葉を発する事が出来ましたとさ、みたいな?

音楽提供:VAGRANCY